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私たち「どんぐり1000年の森をつくる会」では、平成8年の発足以来、多くの方々の協力をいただきながら、山にシイ、カシ、ナラ、クヌギなどのどんぐりの苗木を植え、照葉樹の森を再生しようとする活動を続けております。
 二酸化炭素の増加による地球温暖化など、地球規模での環境問題が発生している今日、酸素を供給し、地下水を蓄え、緑を豊かにし、あらゆる生態系の基礎となる「森」の重要性が見直されています。
 前会長である鳥集忠男さんは、生前、「風土は人をつくる」という言葉をよく口にされていました。「風土」とは単なる自然環境ではなく、地域固有の歴史や精神文化を含むものであり、その地域が先祖から代々受け継いできた財産ともいえます。私たちの先祖は、山をすべての生命の源とし、山の神や水の神を祀り、自然とともに暮らしてきました。山を守ることは、すなわち風土を守り、つくることであります。「景観10年、風景100年、風土1000年」という言葉があるように、風土づくりにはとても長い年月が必要です。どんぐりの実を拾い、苗を育てて、山に植え、木が育つのを見守るのは、時間のかかる作業ですが、未来を生きる私たちの子孫のために、100年先、1000年先を見据え、「今、できること」から始めることが、何より大切であると考えています。
 最初に植樹を行った山には、高さ数メートルの木が茂るようになり、蓄えた雨水により沢が生まれました。また、ネズミやサワガニ、ツチアケビなどの動植物も生息するようになっています。
 山をつくることは、また人づくりにもつながります。植樹会を初めとした様々な活動によって、多くの人との出会いが生まれ、人の輪ができたことは、私たちにとって大きな収穫でした。発足後10年余りが経ち、県内はもとより、全国各地に森を再生しようと、山に木を植える活動を行うグループが誕生していることも、大変心強い限りです。
 山が元気になれば、川が元気になります。川が元気になれば、海が元気になります。海が元気になれば、食卓が元気になります。一人ひとりの力は小さいけれど、みんなの力を合わせれば、やがて大きな力となります。上流に住む人たちと下流に住む人たちとが手をとりあい、未来のために何かをしたいという思いをもった仲間たちと連携を図りながら、豊かで優美な千年の森を目指して、水の回廊、森の回廊づくりを進めていきたいと考えております。
 皆様のさらなるご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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