- 「どんぐり1000年の森をつくる会」ではどんなことをしていますか?
- 昔、大淀川上流域にあった自然林は雨水を浄化し、それを大淀川に環流していました。川に、森に、その生態系に大きな恵みを与えていました。自然林を復元し、大淀川の水を豊かにするために、上流域の“どんぐり”の木を植えています。
- 「どんぐり1000年の森をつくる会」は年に何回活動していますか?
- どんぐり拾い・種まき・植樹などの活動は年6回程度、そのほか行事の打ち合わせ会・育苗などがあります。
- 子供も活動できますか?
- 子供も大歓迎です!保護者同伴で、植樹会に参加して頑張っている子供もたくさんいます。土にふれる、自然にふれるのはとっても楽しいことですよ。
- ”どんぐり株主”には何歳からなれますか?
- 何歳でもOK!1株500円の株券を買うと、あなたが買った株のどんぐり1000年の森(国有地借用)のオーナーになれます。
- この会は、誰たちがつくったのですか?
- 初代会長・故鳥集忠男(とりだまりただお)先生と自然好きの仲間たちです。
- どうして「どんぐり1000年の森をつくる会」という名前をつけたのですか?
- 私たちが、普通に言う“どんぐり”の木は、南九州を多く分布し、この地域の代表的樹木でした。“どんぐり”の木を成長させ、しっかりとした自然の森となるには、たいへん長い時間がかかります。そんなわけで、どんぐり1000年の森としました。
- ”どんぐり”をどうやって集めていますか?
- “どんぐり1000年の森”づくりは、大淀川流域に昔あった自然林を復元することです。現在、大淀川流域で生息している親木のどんぐりを集めています。
- ”どんぐり”はどんな植物ですか?
- どんぐりの木は、ブナ科コナラ属・マテバシイ属・シイ属・クリ属・ナラ属の果実(堅実)の総称です。種子は胚乳がなく、発芽のための養分を蓄えた子葉で占められています。これは元々あった胚乳が種子の成熟過程で胚に吸収されてしまったからです。
- よく見かける”どんぐり”の木の仲間にはどんなものがありますか?
- 1. コナラ属:コナラ・ミズナラ・カシワクヌギ・ウラジロガシ・イチイガシ・アラカシ・シラカシなど
2. マテバシイ属: マテバシイ
3. シイ属 :スダジイ・ツブラジイ
4. クリ属 :クリ
5. ブナ属 :ブナ
- ”どんぐり”の保存で注意することがありますか?
- どんぐりは30~40%の水分を含んでいます。マメ科植物の種子は10%以下です。どんぐりは水分含有率が高いことが分かります。しかも、乾燥には弱いので水分の補給がなくなると発芽能力を失います。